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ニュース・フラッシュ

2013年10月7日 バンクーバー 片山弘行

加:デンマークの石炭貨物船が北極海の北西航路を横断

 報道によると、1.5万tの石炭を積載したデンマークの貨物船Nordic Orion号が、2013年9月17日にバンクーバー港を出航後、北極海の北西航路を横断したとのことである。北極海の航路をバルク船が航行したのは歴史上2度目であり、北西航路では初めての出来事である。

 船主であるNordic Bulk Carriers社の操業上のパートナーであるBulk Partners社の社長が語ったところによると、貨物船は2013年9月27日にグリーンランド沖合いを通過し、予定では翌週金曜日にはフィンランドのPori港に到着し、製鉄会社のRuukki Metals社に引き渡されるとのことである。

 Nordic Orion号の全長は225 mで、浮氷に対処できるよう強化された船体を持つパナマックスサイズの貨物船である。北西航路を経由することで、通常のパナマ運河を経由する航路と比較して1,000海里、約4日、行程を短縮することが可能となる。

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