ニュース・フラッシュ
2014年1月20日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:韓国鉱物資源公社を筆頭とするコンソーシアムがEl Boleo多金属プロジェクトの再融資を実施
2014年1月15日付け業界紙等によると、韓国鉱物資源公社(KORES)を筆頭とするコンソーシアムは、Baja California Sur州に保有するEl Boleo多金属プロジェクトに関し、債務の株式化により調達した資金を活用して再融資を行った旨発表した。
同コンソーシアムは、KORESの債務比率を197%まで引き下げ、同プロジェクトの正常化を図るため、債務の株式化として938百万US$の取引を行った。
この背景として、2012年4月に同プロジェクトの開発コストが予定より246百万US$増加し総額1,143百万US$となる旨を公表したが、当初同プロジェクトの出資比率が70%であったBaja Mining社による資金調達が困難であったことから、償還債務をKORESが負担することとなった。その後も開発コストは増加し、1,670百万US$に達した経緯を有する。
現在同コンソーシアムの出資比率は、KORESが70%、加Baja Mining社が10%、残りの20%を韓LS Nikko Copper社及び韓SK Networks社が保有する。
なお、同プロジェクト関係者によると、本再融資により施設の建設を完了させ、2014年中に操業を開始し利益を得る見通しである。
