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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
ロシア:Metalloinvest社、Udokan銅鉱床プロジェクトに関する中国投資ファンドとの交渉を中断
2015年7月14日付け地元報道等によると、Metalloinvest社(アリシェル・ウスマノフ氏所有)と中国の投資ファンドHopu Investments社は、Udokan銅鉱床の権益10 %の売却交渉を中断した。
2014年5月、Metalloinvest社、Rostec社、Hopu Investments社は協力協定に調印しており、Hopu Investment社とRostec社は、Udokan銅鉱床のライセンスを所有するBaikal Mining Company(BMC)の権益10 %と25 %をそれぞれ2014年内に取得する予定であったが、実施されなかった。
交渉中断の理由としては、銅価格が1年余りの間に約20 %(5,578 US$/tまで)下落したこと及び中国の産業サイクルの終了により銅購入が減少する可能性が出てきたことが挙げられる。Hopu Investment社は権益10 %の価格面で折り合いがつかなかった。Rostec社もBMCの権益25 %をまだ取得していない。
Udokan鉱床の施設の鉱石年間処理能力は3,600万tを予定している。JORC規定によるUdokan鉱床の鉱物資源量は23億t(平均品位:Cu 1.06 %)、銅の量は2,460万tである。
