ニュース・フラッシュ
2016年4月18日
モスクワ
木原栄治
ロシア:アムール州の大型プロジェクトの動向
2016年4月7日付け地元報道等によると、アムール州政府は、Kun-Manie社(Amur Minerals社傘下)によるKun-Manie鉱床(アムール州)開発向けインフラ建設への政府補助金取得を支援する意向である。同鉱床の開発には、起伏の激しい地形における400㎞の道路建設と送電線敷設が必要である。
Kun-Manie社は2015年5月、Kun-Manie鉱床を含む連邦的意義を有する地下資源鉱区のニッケル・銅・コバルト・プラチナ・パラジウム・金・銀の探鉱及び採鉱目的の利用権を取得した。開発向け投資は600億ルーブルとされる。JORC規定による鉱石の資源量は6,700万tで、平均品位はニッケル0.59%(36万6,000t)、銅0.18%(9万9,000t)である。鉱石年産量は600万tに達する可能性がある。
また、Solovievskoe鉱床の金抽出プラント(金年産1.5~2.0t)については2016年9月の操業開始が予定されている。
