ニュース・フラッシュ
2016年7月15日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:Eramet社がWeda Bayプロジェクトの新パートナーを模索
2016年7月9日付地元メディアによると、仏Eramet社はインドネシアWeda Bayニッケルプロジェクトに関して、日系企業2社が撤退した後の新パートナーを模索しているとのこと。地元新聞の取材に対し、Eramet社CEO Patrick Buffet氏が答えたもの。2016年4月、三菱商事株式会社及び大平洋金属株式会社は、Weda Bayプロジェクトの権益110億円をEramet社に売却した。本プロジェクトは、ニッケル価格低迷のため休止状態になっている。接触をしている企業については、日本企業も含まれているとのこと。
ニッケル価格の見通しについて、Eramet社ニッケル部門販売マーケット取締役Paul Desportes氏は、2016年については50,000~70,000tの供給不足が見込まれることから、14,000~17,000US$/tの価格帯に持ち直してくると予想している。同氏はまた、フィリピンの環境規則次第では、その動きは加速されると考えている。
