中国：中国工業情報化部、国土資源部共同で内モンゴル、江西省、福建省の希土類企業に対し検査を実施

　現地報道によれば、2017年9月7～14日、中国工業情報化部原材料工業司（希土類弁公室）は、国土資源部鉱産開発司と共同で内モンゴル、江西省、福建等地域のレアアース採掘、製錬分離及び貿易企業に対し実地検査を行い、関連地域の工業及び国土資源部門が実施検査に参加した。
　検査チームは、北方レアアース集団、Bayan Nur市銀海新材料有限責任公司、贛州レアアース鉱業公司、贛県金鷹レアアース実業有限公司、贛州市南環レアアース総合製錬有限公司、福建省長汀金龍レアアース有限公司等19社企業に対し検査を行った。レアアース製品遡及システムのデータと結び付け、原材料の調達、生産販売台帳、会計データ等状況を確認し、検査サンプルを収集した。検査作業中一部の地域では、これまでの整理作業中に生産停止を命じた企業が、違法生産を再開したり、一部企業は違法鉱産品を購入加工する現象がある。
　検査チームは、以上の問題について関連地域の関係者と意見交換を行い、問題のある企業に対し厳しく処置し、特に違法生産復旧企業及び違法レアアース製品購入企業に対し、法律に基づき関連企業及び責任者の責任を追及する。