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2018年7月17日 シドニー 吉川竜太

フィジー:太平洋共同体諸国における深海底鉱物資源開発に向けた持続的管理に関する合意書案が作成される

 2018年7月9日付の地元メディアによると、フィジーで7月2~4日に開催された太平洋共同体(Pacific Community)主催の「Pacific Regional Deep-Sea Minerals Workshop」において、太平洋共同体諸国の代表により、太平洋島嶼地域における深海底鉱物資源開発にむけた、長期的、持続的かつ責任ある管理を実施するための合意書案が作成された。この合意書案には、これらの資源の有効利用に向け、効率的かつ持続的な根拠に基づく事業推進を確実にすることを目的とした法的枠組みの整備支援などが含まれている。これまで同地域では、PNGで加Nautilus社が探査を実施しているほか、ナウルやトンガにおいて政府が民間企業の探鉱活動を支援しており、またキリバスやクック諸島では深海底鉱物資源開発のための国営企業が設立されている。今後、本合意書案は最終調整が実施され、2019年9月に太平洋共同体諸国の代表者により合意される予定である。

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