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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年12月4日 モスクワ 黒須利彦

キルギス:Kyrgyzaltyn社、Makmalzolotoコンビナートをベースとする合弁設立の入札を公告

 2018年11月15日付の地元報道等によると、国営企業Kyrgyzaltyn社は、2018年11月、Makmalzolotoコンビナートをベースとする有限責任合弁企業への出資者を募る入札を公告した。入札参加申請は2018年12月半ばまで受け付ける。設立を予定している合弁企業には、2つの尾鉱堆積場(金埋蔵量約10t)の尾鉱を処理する権利も付与されるが、尾鉱開発による総収入の3~5%を一回払いボーナスとしてKyrgyzaltyn社に支払うことや、尾鉱処理により合弁企業が得た利益を定款資本の出資比率に応じて出資者間で分配することが求められる。
 Makmal鉱床(Jalal-Abad州Togus-Toro地区)はBishkek市から630kmに位置する。2018年9月1日、鉱物資源基盤の枯渇により、Makmalzolotoコンビナートは操業を停止し、従業員の大半が解雇された。今後、約3,000万US$を投資すれば、鉱床の追加探査とコンビナートの尾鉱処理によりマインライフを10~12年延長できる。
 他方、Kyrgyzaltyn社は、100%子会社であるMakmal Gold Companyが保有する以下の資産(約2,500万US$相当)を新たに設立する合弁企業に移転する予定である。
・コンビナートの建物・施設、固定資産・棚卸資産
・Makmal鉱床(カテゴリC2埋蔵量:鉱石24万2,230t、金1.141t、オフバランス埋蔵量:金2.294t、鉱床の実質埋蔵量:鉱石12万6,000t、金388kg)
・Makmalエリア内のVostochny及びDioritovy鉱床(P1予測資源量:金14t)の地質探査ライセンス
・Kyldoo鉱床(C2埋蔵量:金639.7kg、P1+P2資源量:金5.889t)の地質探査ライセンス

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