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カザフスタン:カラガンダ州で新規タングステン・プラント建設へ
2018年11月30日付の地元報道等によると、Severny Katparタングステン鉱床(カラガンダ州)において、2020年にパラタングステン酸アンモニウム製造プラントの建設開始を予定している。プロジェクトは投資総額7億US$で、中国の投資家の参加を得て実施され、プラントの建設完了は2022年を予定している。サギンタエフ首相が訪中した2018年11月22日、国営鉱業企業Tau-Ken Samruk社と中国のXiamen Tungsten社が同プロジェクトの取引基本条件に関する契約を締結した。
カザフスタンでは12のタングステン鉱床が探査されており、その三酸化タングステン総埋蔵量は200万t以上とされている。最大の鉱床はVerkhnie Kairakty及びSeverny Katparで、両鉱床のパラタングステン酸アンモニウム生産能力は計12,500t超である。両鉱床がフル操業化すれば、カザフスタンはタングステン生産量で中国に次ぐ世界第二位となる。なお、中国のタングステンの埋蔵量は180万t、生産量は年間79,000tである。
