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その他:Fitch社、銅市場は継続的な供給不足になると予測
2019年1月7日付のメディア報道によると、Fitch Solutions Macro Research社は、最新レポート“Outlook for copper demand”内で、中国及びインフラセクターからの消費量増及び、EV生産量拡大から世界の銅市場は恒常的な供給不足になると予測した。2018年の銅地金市場は247千tの供給不足となり、2021年まで供給不足は継続するとした。長期的には、供給不足量は縮小し、2022~2027年にかけて市場は供給過剰に向かうと予測。銅価格上昇により、生産者が生産量拡大及び新規プロジェクトへ投資することが起因となる。また、Fitch社は世界的な銅生産量は2018年に2,350万t、2027年までに2,990万tになるとし、年間平均2.7%の成長率になると予測した。世界第2位の銅地金生産国であるチリは、銅の高価格化及びプロジェクト拡張により、2018年の銅生産成長率は回復すると予測されている。さらに、インドは銅生産量の拡大及び生産の低コスト化への政府のイニシアチブにより、世界的な銅生産国へと成長するとした。
