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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト
2019年6月4日 ロンドン 倉田清香

スイス、ベルギー:GlencoreとUmicore社、水酸化コバルトの持続的な供給に向け連携

 2019年5月29日付けGlencoreのプレスリリースによると、Glencoreはバッテリー用の水酸化コバルトの持続的な供給に向け、Umicore社と長期的なパートナーシップを締結したと発表した。この連携により、GlencoreがDRコンゴで操業中のKatangaとMutanda事業から回収したコバルトをUmicore社のコバルト製錬所(買収手続き完了後はKokkola製錬所も含む)に供給する予定。Umicore社のMarc Grynberg CEOは、「Glencoreとの連携とKokkola製錬所の買収は当社の一貫した正極材原料供給の拡大戦略を示すものだ」と話した。Umicore社は、Glencoreのコバルトは児童労働等の問題がないコバルトであることを確認している。この連携によって、Umicore社はグローバルなバッテリー原料供給の拡大のために必要なコバルト資源の長期的な供給保障を得られ、一方GlencoreはUmicore社を通じ、成長中の正極材市場への長期的アクセスが得られた。

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