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- 鉱種:
- 金 銅 銀 亜鉛 錫 タングステン
ロシア:Rusolovo社、ロシア最大級のPyrkakay錫鉱床を落札
2020年8月12日付けの地元報道等によると、ロシア唯一の錫生産企業Rusolovo社(Seligdar社傘下)は、8月11日に実施された競売で、チュクチ自治管区Pyrkakay網状鉱床の地下資源鉱区における錫タングステン鉱床、亜鉛鉱床、銅鉱床、金鉱床、銀鉱床の地質調査・探鉱・採掘目的の地下資源利用権を落札した。同社の提示額は686.177mRUB(ロシア・ルーブル)であった。
Pyrkakay網状鉱床の鉱区(面積6.34km2)は、Chaun地区に位置する。同鉱床はロシア最大の錫鉱床の一つである。探査・評価は1938~1946年と1961~1967年、探鉱は1967~1980年に行われた。
現在、商業的重要性を有するのは網状鉱床のみである。2019年1月1日現在、鉱物埋蔵量国家バランスに計上されているPyrkakay網状鉱床の地下資源鉱区の埋蔵量は、カテゴリC1が錫236.6千t、三酸化タングステン423t、カテゴリC2が錫6.812千t、三酸化タングステン15.569千t、オフバランス埋蔵量が錫23.685千t、三酸化タングステン2.422千tである。また、予測資源量(カテゴリP1)は錫10.6千t、三酸化タングステン1千t、金11.5t、銀291t、亜鉛134.6千t、銅63千tである。
