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2020年10月29日 シドニー Whatmore康子

豪:連邦政府、シンガポール政府と温室効果ガス削減技術に関するMOUを締結など、再エネ利用を促進

 2020年10月25日付けの地元メディアによると、豪連邦政府は、温室効果ガス削減技術開発と技術的知識及び経験の共有に関して、相互協力を行うMOUをシンガポール政府と締結したことを明らかにした。豪連邦Angus Taylorエネルギー・排出削減担当大臣によると、同MOUに基づく協力は、同政府の温室効果ガス(GHG)低排出テクノロジーへの投資計画「Technology Investment Roadmap」の投資対象にも含まれる「再生可能エネルギーを利用した水素製造」と「炭素回収貯留(CCS)技術」を優先分野とするとしている。また、豪連邦政府は、香港拠点の非上場企業InterContinental Energy社など数社で結成されるコンソーシアムがWA州で進めるクリーンエネルギープロジェクト「Asian Renewable Energy Hub(AREH)」を、連邦・州政府からの特別な支援を受けることが可能となる大型プロジェクト(Major Project)に指定した。同プロジェクトは、再生可能エネルギー発電を最大26,000MW行い、うち3,000MWをWA州Pilbara地域の鉱山や選鉱施設に供給するほか、再生可能エネルギーを利用した水素製造を行い、建設期間に約2万人、50年以上と予測される操業期間に3,000人の雇用を創出するとされている。

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