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ロシア・フィンランド:Norilsk Nickel社、フィンランド事業所の生産能力を5年間で1.5倍へ
2021年4月13日付けの地元報道等によると、Norilsk Nickel社は、蓄電池用のニッケルとコバルトを生産するフィンランドの事業所Nornickel Harjavalta社(NN Harjavalta社)の生産能力を5年間で段階的に1.5倍に拡大する。
Norilsk Nickel社は、「NN Harjavalta社の生産能力拡大は、持続可能な開発の原則に基づき、低い二酸化炭素排出量で生産される蓄電池用原料に対する欧州市場の需要に応えるものである。NN Harjavalta社におけるニッケル製品の年産量を、第一段階では現在の65千tから2023年に75千tに拡大し、第二段階では2026年初めまでに100千t以上に拡大する。」としている。
NN Harjavalta社は、ニッケル(カソード、ブリケット、ニッケル塩、溶液)、コバルト(硫酸コバルト、溶液)を生産している。生産プロセスは、ニッケル半製品の硫酸リーチングをベースとし、最新手法により、処理過程でニッケル98%以上を抽出し、バッテリーグレードのニッケルとコバルトの製造に最適な原料を生産することができる。
