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DRコンゴ・ザンビア:LMEが児童労働削減プロジェクトに資金供与
2021年6月16日付けにて、LMEは、DRコンゴとザンビアで実施される責任ある調達に関連する2つの慈善プロジェクトに対し資金提供する旨を発表した(メディアによると1.7mUS$になる予定)。当該プロジェクトは、NGO団体Pact及びThe Impact Facilityが行う事業であり、零細採掘コミュニティにおける児童労働削減のための取り組みである。Pactは、零細採掘のフォーマル化プログラムや3TGのトレーサビリティプログラムiTSCiの運営などで知られる国際的なNGOである。今回の資金提供を受け、ザンビアのcentral州及びcopper-belt州において、児童労働削減のための3年間のプロジェクトを実施する。Impact Facilityによるプロジェクトは、DRコンゴの学校を支援し、児童の出席率を高めることで児童労働を減らす試みである。これは、GlencoreやHuayu Cobalt社などが参加する責任あるコバルト調達のイニシアティブ「Fare Cobalt Alliance(FCA)」のプロジェクトの一環でもある。
LMEのchairman Gay Huey Evans氏によると「責任ある調達は重要視されている分野であり、今回2つの慈善団体が運営するプロジェクトに資金を提供できることを光栄に思う。世界の金属鉱物サプライチェーンに関わる我々全員が、直接的にも間接的にも、人権侵害の無い採掘を実現するために協力することが不可欠。零細採掘コミュニティを支援することで、児童労働の根本原因に対処し、責任ある採掘をグローバルなエコシステムに定着させることを目的とする。」と述べた。
