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タンザニア:Kabanga硫化ニッケル鉱床開発にBHPが出資
2022年1月10日付け英Kabanga Nickel社の発表によると、同社がタンザニアに所有するKabanga硫化ニッケル鉱床の開発にBHPが40mUS$を出資し、Kabanga Nickel社の8.9%シェアを取得する。またBHPは、同鉱床開発に適用される湿式製錬技術の開発(英Lifezone社が開発中)に10mUS$の出資を行う予定。今後、一定の条件が満たされれば、同鉱床の開発に最大50mUS$の追加投資をBHPが行うことも合意された。
同鉱床はワールドクラスのニッケル硫化物鉱床であり、資源量はニッケル純分量で約1.86百万tとなる。2025年に生産を開始し、マインライフ30年、ニッケル生産量65千t/年を目標としている。また、Lifezone社の湿式製錬技術を活用し、タンザニアにてバッテリーグレードのニッケル、銅、コバルトの生産を目指している。