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鉱種:
2022年3月22日 シドニー Whatmore康子

PNG:Porgera金鉱山、2022年4月に約2年ぶりの操業再開へ

 2022年3月14日付けのメディアによると、PNG政府や加Barrick Gold社などが共同で権益を保有するPorgera金鉱山の操業が、2022年4月に操業を再開する見通しであることが明らかになった。同鉱山は、加Barrick Gold社と中Zijin Mining Group(紫金鉱業集団)社によるJV企業Barrick Niugini Limited(BNL)が2017年6月に行った特別採掘権(SML)の更新申請を、PNGのMarape首相が2020年4月に「環境と社会的問題を理由に却下する。」と表明して以来、操業が停止されていた。現在、同鉱山では、権益の36%をPNG政府の国営企業Kumul Mineral Holdings社が、15%をEnga州の政府及び土地保有者が、残り49%をBNL社が保有しており、操業再開の費用は当初はBarrick社が負担し、その後、PNG政府とEnga州の政府及び土地保有者が自己負担分をBarrick社に返済するとされている。また、同鉱山で生じる利益のうち53%はPNG政府とEnga州の政府及び土地保有者に分配される。

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