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ジンバブエ:ジンバブエのリチウム輸出禁止令が施行
2022年12月19日付けメディアによると、政府はクリーンエネルギー革命の恩恵を受け、自国内での高付加価値化を可能にするため、リチウム原料の輸出を禁止した。Emmerson Mnangagwa大統領はリチウムの国外流出に不満を表明しており、ジンバブエはリチウム原料の輸出で数mUS$を損失しているという。Winston Chitando鉱山鉱業開発大臣は、ベース鉱物輸出管理法(Base Minerals Export Control Act)第3条(1)(a)を通じて、大臣の書面による許可のないリチウム鉱石・未選鉱のリチウムはいかなるものであれ輸出を禁ずるという法令文書を官報に掲載した。
2022年12月20日付けメディアによると、ジンバブエ鉱山連盟(ZMF)は、ジンバブエの鉱石輸出禁止を支持した。同国では鉱業セクターを2023年末までに12bUS$の産業にするという目標を掲げており、鉱石の輸出は歳入の損失の面から有害であり、政府に不利益を与えているとしている。ZMFは、Henrietta Rushwaya会長を通じて、リチウム原料の輸出は、リチウムのサブセクターにおける深刻な現地雇用喪失を引き起こし、本来ジンバブエ人であるべき雇用が他国での雇用となり他国の利益となっていると述べた。ZMFは、リチウム原料の輸出禁止は現地雇用創出につながり、地元の専門家に技術が移転され、それによってジンバブエのグリーンエネルギーの未来が創造されると述べている。
