豪：金属リサイクル企業Mint Innovation社、電子廃棄物からバイオソープ法を利用して金や銅などを回収する施設をSydneyで操業

　2023年2月28日付けの地元メディアによると、ニュージーランド拠点の金属リサイクル企業Mint Innovation社は、電子廃棄物（e-waste）から金や銅などを回収する施設の操業を、2023年3月にSydneyで開始する。同施設は、微生物や生体物質が金属イオンなどを吸着及び保持する現象「バイオソープション（生物吸着）」を活かして同社が開発した特許技術を用いて、最大で約4千t/年の電子廃棄物から金や銅などを回収することが可能であり、生物精製（バイオリファイナリー）による商業規模の金属回収施設としては世界初となる。同社は、同施設においては、豪州のプライベートエクイティ企業Liverpool Partners社から、総額55mA$の投資をこのほど受けている。