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ペルー:Rio Tinto Minera Peru社GM、La Granja銅プロジェクトについてコメント
2023年6月30日付け現地報道によると、Rio Tinto Minera Peru社のDelgado GMは、2006年に政府が実施した入札でLa Granja銅プロジェクト(Cajamarca州)を落札以降、同社は690mUS$以上を投資して探鉱活動や様々な調査に取り組み、76%の新たな鉱化を確認し埋蔵量やマインライフを拡張することができ、CAPEXは当初の0.7bUS$から2.4bUS$に増加したと述べた。また一次硫化鉱のリーチングプロセスに関する研究や試験に力を入れ、70%以上の回収率を達成することができたとコメントした。
また、政府との契約に基づく義務のうち現時点でペンディングなのは投資促進庁(PROINVERSION)に対するFSの提出のみであるとし、本プロジェクトに参入した加First Quantum社と共に2028年1月の提出期限に向けてFS実施に取り組んでいると述べた。
またFirst Quantum社の参入の背景として、Rio Tinto社は数年前に本プロジェクトの見直しを開始した結果、同社の投資委員会が次の開発ステージでは戦略的パートナーとの共同開発を行うことが望ましいとの結論を出したことを説明した。そしてFirst Quantum社は世界有数の銅の鉱山企業であり、他社との比較において専門性や技術、操業、エンジニアリング、建設等に関する能力に優れ、複雑性の高い世界の様々な鉱山や鉱物処理のプラントを操業しているほか、同社とRio Tinto社は多くの価値観を共有しているため、開発ステージに向けた円滑な移行や同社からの技術移転が期待できると述べた。
