ペルー：加First Quantum社、La Granja銅プロジェクト権益55％取得完了を発表

　2023年8月27日、加First Quantum社は、同年3月の合意に基づくRio Tintoへの105mUS$の支払いやペルー政府当局による承認を得て、La Granja銅プロジェクト（Cajamarca州）の権益55％の取得を完了しプロジェクトオペレーターとなった旨発表した。
　本件に関しFirst Quantum社のPascall CEOは「La Granja銅プロジェクトはグリーンな経済へ移行する世界へ、長期にわたり銅を供給する大規模鉱山となるポテンシャルを持つ」とし、同社が有する鉱山の設計・開発、コミュニティリレーション等の強みを生かしRio Tinto社と共に本件の開発に取り組みたい考えを示した。
　今後First Quantum社は546mUS$の初期投資を実施し、2～3年と見込まれるFS完了や投資決定後のプロジェクト建設コストの一部とする一方、初期投資の実施後は権益に応じて両社が出資を負担する計画となっている。予測資源量は4,320百万t、銅品位0.51％で、世界有数の未開発の大型銅プロジェクトとされる。