ペルー：Cook在ペルー英大使、社会争議対応に係る提言等についてコメント

　2023年9月7日付け現地メディアによると、同メディア主催のイベントに出席したCook在ペルー英大使は、英国はペルーにおける最大の鉱業投資国であり、今後も同国は持続的、近代的で、社会的に責任ある包摂的な鉱業やESGの推進に取り組んでいく方針を表明した。
　またペルーにおける鉱業プロジェクト実施における問題の一つが社会争議の増大であり、周辺諸国と比較しても鉱業関連争議が多いと指摘、争議はコミュニティと企業の双方に損害をもたらすとの考えを示した。そして、同国は2023年にEnvironmental Resources Management社を通じて争議の要因、全関係者にとっての課題、前向きな解決・打開策についての調査・分析に取り組んだ旨明らかにし、争議を取り巻く現状改善のために協同すべき政府、民間セクター、その他関係者の各方面に対するリコメンデーションを特定できたため、2023年9月後半に開催されるPERUMIN 36 Mining Conventionで発表したいと述べた。
　さらに英国は社会争議のレベル削減に寄与したいだけでなく、PERUMINでは20社以上の英企業が参加し様々な専門性や革新的なソリューションを紹介する予定であるとコメントした。