閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2024年8月6日 ヨハネスブルグ 内田友理

アンゴラ・DRコンゴ:Lobito大西洋鉄道、Lobito港に於ける湾岸事業開始

 2024年7月16日の現地メディアによると、Lobito大西洋鉄道(LAR)コンソーシアム(スイスTrafigura社、ポルトガルMota-Engil社、及びベルギーVecturis社の合弁会社)は、Lobito港の鉱物資源ターミナルに最初の船舶を入港させ、アンゴラにおける港湾事業を開始した。
 バルク貨物船MV Lindsaylou号は、カタールで積まれた硫黄40.5千tを1か月かけて運搬し、7月12日にLobito港に入港した。鉱物資源ターミナルで袋詰めされた貨物は、LAR社の国際貨物列車に積み込まれDRコンゴへ送られる。
 LAR社の港湾事業開始は、同年1月の鉄道事業開始に続いて実施されたリハビリ工事に続くもの。これらの工事により、これまでに旅客列車と貨物列車を合わせて1,800本の列車が運行されており、DRコンゴからLobito港へは毎週2本の国際貨物列車と毎月約50本の国内貨物列車が運行されている。LAR社は、さらなる投資計画により、毎日6本の国際貨物列車が運行されることを期待している。
 鉄道改修プロジェクトは、コンセッションの存続期間中に800mUS$以上を投資するものであり、この投資により貨車や機関車への投資に加え、線路の一部や関連インフラの改修が可能となる。現在米国国際開発金融公社(DFC)による投資の可能性を含む融資パッケージも、検討されている。

ページトップへ