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ニュース・フラッシュ

資源メジャー並びに中国企業による世界の銅権益参入をめぐる動き(前編)

(BHPのAnglo American買収劇は今後どう発展するのか)

<金属企画部企画課 北良行 報告>

はじめに
2024年初め、加First Quantum Minerals社のパナマCobre Panamá銅鉱山の操業中止を引き金に、銅鉱石の不足感が顕在化し、TC/RC(Treatmen・・・ 続きを読む
鉱種:
モリブデン
海外事務所:
金属企画部

2024年 金属鉱物資源をめぐる動向

<金属企画部調査課 報告>

はじめに
JOGMEC金属企画部調査課にて、2024年内の鉱物資源分野において注目されたトピックを選び、以下のとおり解説を加えた。前年に引き続き、金属鉱物を巡る動きは目まぐるしい年であった。供給不安による価格上昇が見られた鉱種がある一方で、価格低迷が生産に影響を及ぼした鉱・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル PGM(白金族) プラチナ パラジウム アンチモン ガリウム ゲルマニウム コバルト チタン ニッケル リチウム レアアース/希土類 グラファイト
海外事務所:
金属企画部

ザンビア:サウジアラビアMa’aden社とManara Minerals社、加First Quantum社の銅・ニッケル

 2024年10月30日の各種報道によると、サウジアラビアMa'aden社と、サウジアラビアの925bUS$規模の公共投資基金との合弁会社であるManara Minerals社は、加First Quantum Minerals社のザンビアにある銅・ニッケル鉱山の15~20%の株式取得に向けた取引を検討している。この金額・・・ 続きを読む
鉱種:
ニッケル
海外事務所:
ヨハネスブルグ
担当者:
内田友理

モザンビーク:DFC、Balamaグラファイト鉱山に150mUS$の融資

 2024年11月1日付けの各種報道情報によると、米国国際開発金融公社(DFC)は、モザンビークBalamaグラファイト鉱山の開発を支援するため、豪州Syrah Resources社の子会社であるTwigg Exploration and Mining社への150mUS$の融資を承認した。Syrah社によると、同月にも・・・ 続きを読む
鉱種:
バナジウム グラファイト
海外事務所:
ヨハネスブルグ
担当者:
内田友理

リチウム価格低迷の影響

<金属企画部調査課 小口朋恵 報告>

はじめに
米国地質調査所(USGS)のデータによると、世界のリチウム生産量は2020年以降毎年概ね対前年比3割前後の右肩上がりで推移している(図1)。特に、世間的に電気自動車(EV)が注目されるようになり、EV用リチウムイオンバッテリー(LIB)の正極材にリチウ・・・ 続きを読む
鉱種:
リチウム
海外事務所:
金属企画部

マダガスカル:加NextSource Materials社、Moloグラファイト鉱山から米国、ドイツへグラファイト精鉱を初出荷

 2024年10月25日の各種報道情報によると、加NextSource Materials社は、既存のオフテイク契約に基づき、マダガスカルMoloグラファイト鉱山から米国およびドイツへ、高品位フレーク状グラファイト精鉱(SuperFlakeグラファイト)を初出荷した。SuperFlakeグラファイトは、耐火物、家電製品・・・ 続きを読む
鉱種:
グラファイト
海外事務所:
ヨハネスブルグ
担当者:
内田友理

南ア:南アAnglo American Platinum社、在庫放出を背景に通年の精錬PGM生産見通しを引き上げ

 2024年10月24日の各種報道情報によると、南アAnglo American Platinum(Amplats)社は、2024年のPGM精鉱生産量見通しを、堅調な業績により積みあがった在庫を放出できたことを背景に、従来の3.3~3.7百万ozから3.7~3.9百万ozへ引き上げた。ただし、この見通しはEscom社に・・・ 続きを読む
鉱種:
PGM(白金族)
海外事務所:
ヨハネスブルグ
担当者:
内田友理

DRコンゴ:国営Gécamines社、初のゲルマニウム精鉱をベルギーUmicore社に近々輸出

 2024年10月15日付けのメディア情報によると、DRコンゴは、初めて現地生産された高品質のゲルマニウム精鉱の欧州への輸出を予定している。このゲルマニウム精鉱は、LubumbashiのBig Hill尾鉱ダムから産出され、ベルギーUmicore社の技術サポートとノウハウを活用し、国営Gécamines社傘下STL社の・・・ 続きを読む
鉱種:
ゲルマニウム
海外事務所:
ロンドン
担当者:
阿部香織

ザンビア:サウジアラビアManara Minerals社、加First Quantum社の銅鉱山権益買収に向けた交渉が進展

 2024年10月18日の各種報道記事によると、サウジアラビアManara Minerals社が加First Quantum社のザンビアにおける銅およびニッケル資産に係る15~20%の権益を買収する交渉が進展し、近く契約とみられている。関係者の一人は「この取引の総額は1.5~2bUS$と見込まれている」と述べたほか、「・・・ 続きを読む
鉱種:
ニッケル
海外事務所:
ヨハネスブルグ
担当者:
内田友理

ザンビア:政府、将来有望な鉱業ライセンスを保持、開発する方針

 2024年10月10日付け各種報道記事によると、ザンビア政府は現在地図を作成しており、その中で有望とされる一部の鉱業ライセンスを保持し、民間投資家を招いてこれらのエリアを開発する方針を示した。ザンビアはアフリカで2番目に大きな銅生産国であり、今後数年で銅生産量を4倍以上に増やす計画を立てているが、この計画達成には複数・・・ 続きを読む
鉱種:
海外事務所:
ヨハネスブルグ
担当者:
内田友理
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